日本共産党の岡田正和衆院鳥取1区予定候補は9日、鳥取市内数カ所で訴えました。
岡田候補は、党の「暮らしに希望を」3つの提案と消費税に頼らない財源づくりを訴えました。
1つ目の「8時間働けば普通に暮らせる社会に」では▽中小企業への賃上げ支援を1000倍にし、最低賃金をいますぐ全国どこでも時給1000円にして、1500円をめざす▽残業代ゼロ制度は廃止し、残業時間の上限を月45時間にする―と提案しました。
2つ目の「お金の心配なく学び、子育てできる社会を」では▽大学・専門学校の授業料を半額にし、無料をめざす▽月3万円の給付制奨学金を70万人に給付▽私立の負担を減らし、高校教育、学校給食の無償化▽認可保育園を30万人分ふやし、保育士への月5万円の賃上げ―をあげました。
3つ目の「暮らしを支える安心の社会保障に」では▽国保料を大幅引き下げし、年金の減額をやめる▽6万5千円以下の年金受給者に月5000円を給付▽国の制度として子ども医療費を無料化▽低所得者の介護保険料を3分の2に減らす―とのべました。
暮らしも経済も破壊する10月からの消費税増税に反対し、財源について▽大企業に中小企業並みの法人税を課して4兆円▽大株主の優遇税制をただし、所得税の最高税率を上げて3兆円▽米軍への「思いやり予算」などを廃止する―など全部で7・5兆円の財源が生まれると強調しました。
また、9条に自衛隊を書き込む安倍改憲は、海外での無制限の武力行使に道を開くとして阻止を表明。北朝鮮問題も対話と交渉によって解決の道が開かれたとのべ、9条を生かした平和外交を呼びかけました。
その上で、参院鳥取・島根選挙区に野党統一候補として無所属で立候補する中林よし子さんの勝利、比例での日本共産党の躍進を訴えました。