【7月21日付】市民連合なんぶが南部町で集会 国民民主・立憲民主の党県幹部が安倍批判

市民連合なんぶは12日、南部町で集会を開き、約50人が参加しました。国民民主党県連の福間裕隆副代表、立憲民主党県連の森雅幹幹事長の両県議が安倍政権を批判しました。


 福間氏は、戦後74年経って「戦争を知らない大人たち、子どもたち」が増えているとして、田中角栄が〝戦争を知らない人たちが政治の中核を担うようになったら日本は恐ろしいことになる。憲法9条は守る〝という旨の話をしていたことを紹介。角栄は、憲法9条を盾にアメリカの戦争(ベトナム戦争)への派兵要請を断ったとのべました。
 

アメリカがホルムズ海峡防衛のために結成する有志連合に、自衛隊の「派遣」を要請していることを念頭に、「安倍9条改憲を許してはならない。憲法9条を変えてしまうと、アメリカの要請を断れなくなる」と指摘し、国会で憲法9条を守る平和の砦となる議員が多数となることが重要だと強調しました。


 森氏は、「森友・加計問題はじめ、官僚にまでウソを言わせる安倍政権を放置できない」「日本は民主党政権下で報道の自由度ランキングが11位だったが、安倍政権下で67位に大きく転落した」として、「国民に本当のことを言う国にしたい。全力でたたかう」と訴えました。


 「市民連合なんぶ」事務局の真壁紹範さんは、2017年の総選挙で自民党は有権者の2割台の得票で過半数の議席を取ったと紹介した上で、総選挙で野党票が投票率を10%引き上げれば、野党が勝てる可能性が出てくると指摘しました。