米子市で8月12日、「平和のための戦争展」が開かれました。米子医療生協、県生協、西部地区原水協、高教組西部支部などでつくる同実行委員会が主催しました。
会場では、日本軍の自動車隊に配属された兵士、村瀬守保写真展や戦時中の教科書、遺品、戦争に関わる書籍、大山口列車空襲、原爆、沖縄の現状についての写真や資料が展示されました。
アニメ映画「この世界の片隅に」上映、紙芝居「はだしのゲン」上演、すいとん試食会が行われました。
村瀬氏(1909年~88年、東京文京区生まれ)は、37年7月から39年末までの2年半にわたり、兵站自動車隊の非公式写真班として兵士の日常や中国戦線の惨状を撮り続けてきました。
南京付近の揚子江岸の死体の山、軍直営の慰安所、スパイ容疑で斬られた中国人などの様子を写した写真が説明文とともに展示されました。