「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」は4月28日、ドキュメンタリー映画「OKINAWA1965」上映会と三線とお話の集いを開きました。
同映画に登場する嬉野京子さんは、1965年に沖縄の祖国復帰行進団に参加。そこで米軍トラックが女児をひき殺した現場に居合わせて写真を撮影し、その写真が「赤旗」新聞に掲載されました。
映画では、嬉野さんがその時の様子と、その2年後、米軍に土地を接収されていた伊江島に渡り、「土地を守る会」の団結道場の竣工式を取材中に米軍に拘束され、なんとかその場を切り抜け、漁船の船底に隠れて命がけで脱出した様子を語っています。
上映会を企画した同会の芳沢章子共同代表が三線を弾き、祖国復帰運動と自らの思いを語りました。
芳沢さんは、沖縄の人たちが祖国復帰をめざしたのは、憲法9条がある日本に復帰し、基地も核もない沖縄を実現するためだったと話し、「復帰はしたが、米軍基地はさらに増え続け、沖縄に75%が集中するまでになった。今も米兵犯罪は続き、民意は踏みにじられ、辺野古は埋め立てられている」と強調。「沖縄を応援するというなら、日本政府を代えて沖縄の不幸を一日でも早く終わらせてほしい」と訴えました。