【6月2日付】鳥取県で島根原発住民投票を 「みんなで決める会」準備会が講演会

 鳥取県の「島根原発稼働の是非をみんなで決める住民投票を実現する県民連絡会(仮)」準備会は5月19日、米子市で講演会を開き、参加者で交流しました。「女川原発再稼働の是非をみんなで決める県民投票を実現する会」の多々良哲代表が講演しました。


 準備会を代表してあいさつした「市民エネルギーとっとり」の手塚智子代表は、「島根原発が事故を起こせば鳥取県側も被害を受ける」と指摘。住民投票をしなければ、行政が住民の声を聞かずに(稼働容認へ)動いてしまうとして、「住民投票は、子どもたちの将来へ〝負の遺産〟を残すのか、残さないのか、住民の意思を示す手段です。みんなで話し合い、考えて決める、民主主義と人権に関わる問題です」と訴えました。


 その上で、「30㌔圏内の境港、米子両市で取り組みたい」と表明。▽原発のほか、子ども、人権、環境、エネルギー、地域の未来のことを考える人たちに賛同者になってもらい、賛同者会議を開く▽原発稼働への事前了解権のある安全協定の締結を中国電力に求める署名に取り組む▽住民投票の準備をすすめる―ことを提起しました。


 多々良氏は、議会が否決したが県議選に生かせるとのべました。