【12月8日付】鳥取市でグローバル気象マーチ 気候変動の危機に今すぐ行動を

 鳥取市で有志が11月29日、気候変動の危機を訴えるグローバル気候マーチに取り組みました。民青鳥取県委員会の岩永陽委員長が呼びかけ、参加者がJR鳥取駅北口前でスタンディングを行いました。


 岩永氏は、グローバル気候マーチはスエーデンの16歳の環境活動家グレタさんが、毎週金曜日に一人で始めた学校ストライキをきっかけに、世界に広がったもので、「気候変動による危機をどれだけ回避できるかは、私たちのこれからの10年の行動にかかっている」と強調。平均気温が産業革命前から2度以上上昇すれば、環境破壊は不可逆的となるとして、パリ協定で1・5度以下に抑えるために2050年までに二酸化炭素の排出量をゼロにすることが必要だと訴えました。


 平均気温はすでに1度上昇しており、日本でも多くの人々が熱波、台風、豪雨の被害に苦しんでいると指摘。現在のペースで地球温暖化がすすめば早くて30年には1・5度に達すると警告し、「日本は二酸化炭素の削減率が低く世界から非難されている。政府に本気の対策を求めよう」と呼びかけました。


 日本共産党の岡田正和衆院鳥取1区予定候補も参加し、「石炭火力発電を一刻も早くなくそう」と訴えました。