【12月29日付】倉吉市と湯梨浜・北栄両町の 議会が桜疑惑解明求め意見書 総理は説明責任を果たせ

 倉吉市議会と湯梨浜町議会は昨年12月18日、北栄町は20日、「桜を見る会」真相解明を求める意見書を全会一致で可決しました。これらの意見書は、倉吉市の男性の陳情を受けたものです。


 倉吉市の意見書では、「安倍晋三首相主催の『桜を見る会』をめぐる疑惑が国政の大問題となっています」として、「招待者名簿についても公文書管理として、管理期間(1年未満)の見直しが求められてきています」とのべ、国に対し、「情報公開と明確な説明責任を果たすよう求め」ています。


 日本共産党の佐藤博英市議は「常任委員会では賛否が拮抗し、委員長採択でしたが、その後、委員同士で話し合い、意見調整した結果、自民党系市議も公明党市議も賛成して全会一致で意見書を可決しました。市民の怒りの声が無視できなかったのだと思います」と話しています。


 湯梨浜、北栄の両町の意見書では、「税金で首相自らの後援会関係者をもてなした疑惑」▽前夜祭での低価格の会食費に関わって安倍事務所側の公職選挙法違反、政治資金規正法違反▽招待者名簿を議員が資料要求した当日に廃棄するなど不適切な公文書の管理―を指摘し、実態解明を求めています。


 湯梨浜町の竹中寿健町議は「公明党も保守系の議員もまったくその通りだと全会一致で通りました」、北栄町の長谷川昭二町議は「公明党も保守系の議員も反対しませんでした。首相の説明に世論が納得していないことがあると思います」と話しています。