【12月29日付】新年挨拶 核兵器のない世界を 大平喜信

今年は原爆投下から75年。5年前の国会初質問で「黒い雨」問題を取り上げる際に話を伺ったSさんが昨年の夏、亡くなられました。繰り返すさまざまな病気を「被爆したという思い込み」のせいだと政府から決めつけられ、裁判での決着も見ぬまま生涯を終えられたこと、一体どれほど悔しかったでしょうか。被爆者にもう時間はありません。私たちは直接被爆者から当時の様子を聞くことも、あの強さや優しさに触れることもできなくなります。


 この節目の年を核兵器廃絶へ飛躍的な前進を勝ち取る一年に必ずしなければ。今年ニューヨークで開催される原水爆禁止世界大会に参加し、世界中から集う平和を願う市民とともに核大国アメリカで「核兵器のない世界を」と声をあげます。


 そして安倍首相の「逃げ切り」を許さず、被爆者に背を向ける安倍政権の退陣、野党連合政権実現を。歴史的党大会を成功させ中国地方から党躍進と議席奪還必ず。今年もよろしくお願いします。