倉吉市、米子市が、新型コロナウイルスの影響で減収した飲食、宿泊、観光などの業者への新たな支援を打ち出しました。
倉吉市は、売り上げが15~50%減少した国の持続化給付金対象外の事業者に上限10万円を給付します。前年同月比で1000万円以上減った飲食・宿泊業、卸売り・小売業の事業者には一律100万円を支給します。家賃・地代に対しても20万円を上限に助成します。
市内の飲食や土産物店、観光施設で使える50%のプレミアム付き観光振興券(3000円を1500円で購入)は、1万2千枚を発行します。
米子市は、全業種を対象に売り上げが30%以上減った事業者に一律10万円を給付します。バーやライブハウス、カラオケ、スポーツジムなどで50%以上減った事業者には30万円を上乗せします。同様の店舗を複数経営する事業者には、さらに10万円を上乗せし最大50万円を給付します。
デリバリー(出前)ができなかった飲食店や小売業者がインターネット上にサイト(複数の店舗が登録する)を立ち上げて、オンラインで注文を受けて配達するなどのシステムを構築する場合や常設の「市場」(複数の店舗が出品する)を設置する場合の事業費を、1000万円を上限に4分の3を助成します。
サイト立ち上げの場合、配達するスタッフの確保や登録制が必要になり、各店舗がホームページの作成、現金払い、オンライン決済などを選択することになります。
感染防止のために換気扇の強化、ついたての設置など設備の導入やテークアウトなどを始める場合に上限75万円、4分の3を補助します。
宿泊施設がテレワーク環境を整備する場合の事業費を、75万円を上限に4分の3を補助します。日中に会社員やフリーランスがテレワークに利用したり、旅行や出張で利用できるようにして、減収を補います。