鳥取市議会で11日、日本共産党の伊藤幾子市議が、市の新型コロナウイルス感染症対応の検証などについて一般質問しました。
伊藤氏は、神戸市が検証チームを設置して医療体制や学校・園の対応、経済対策などについて検証し公表することを紹介し、鳥取市での検証を求めました。
深沢義彦市長は改めて検証はしないと答弁。伊藤氏が改めて検証しないと課題は見えてこないし、検証結果を公表しないと市民の不安、不信感は解消しないと指摘すると、深沢市長は、検証の必要性を認め、検証した結果を情報公開したいと答えました。
伊藤氏は、保健所の感染症対策の保健師が、残業時間が月80時間を超えていたことを報告し、保健師の体制強化、医師の複数体制を要望。深沢市長は、保健所の体制は十分でないと認め、医師の複数体制は検討課題だと述べました。
伊藤氏は、▽国保の傷病手当の対象に個人事業主も加える▽保険料の滞納があっても窓口負担の減免を可能にするよう求めましたが、深沢市長は応じませんでした。