鳥取県では7月3日、JR鳥取駅北口前と中国電力米子営業所前で脱原発金曜行動が取り組まれました。
鳥取では、福島第1原発の汚染水海洋放出方針に対し、福島県内の15市町村が反対の決議や意見書を出したと紹介しました。
6月26日は、ビラを配って伊方原発の使用済み核燃料の扱いについて指摘。伊方原発は、1、2号機の廃炉が決定し、3号機が稼働しています。貯蔵プールは75%が埋まっており、2号機が廃炉になると3号機の使用済み核燃料を貯蔵するスペースが確保できず、空冷で保管する乾式貯蔵を計画しています。
この度、原子力規制委員会が乾式貯蔵施設の適合性審査で適合の審査書案を了承しましたが、ビラでは中央構造線断層帯の長期評価が適切になされていないと批判しています。
19日は、えねみら・とっとり(エネルギーの未来を考える会)の山中幸子共同代表が、再生可能エネルギーで豊かな地域経済をめざそうと訴えました。
山中さんは、原発は事故が起きなくても放射能が放出され、健康被害をもたらすことや放射性廃棄物の処理には膨大なお金がかかり、処理する場所もないと強調。原発の定期点検中は、火力発電で代替するので大規模な火力発電が欠かせないと指摘し、「燃料代もいらない、地域でお金が回る、自分たちでつくれる再エネで地域を豊かにしよう」と呼びかけました。