【7月19日付】鳥取市が学生のバイト支援 人手不足の農家とマッチング

 鳥取市が補正予算で学生を支援する方針を明らかにしました。


 新型コロナウイルスの影響でアルバイト収入が激減した学生に、人手不足でアルバイトを募集する農家を紹介して、収入の確保と農業への関心を持ってもらうのが狙いです。


 高い時給を確保するために、学生を雇った農家に対して市が賃金助成。農家が支払う時給350円を超える分を市が1200円まで上限850円を助成します。


 市が市内農家から求人を募り、鳥取大学や環境大学の学生に大学を通じて紹介します。


 農作業は、夏休み期間中の8月末から9月に、ナシの収穫や草刈りなどを想定しており、予算は700万円です。


 また、市は同市出身の県外の大学生、短大生、専修学校生に1万円分の農産物を送ります。夏、秋、冬の3種類の詰め合わせのうち、2種類を選んでもらいます。県産米やラッキョウ、地元農産物使用のレトルトカレーなどです。


 学生証や在学証明のコピーを添えて学生本人や保護者が申し込むやり方で、市内出身の学生の3分の2に相当する2000人を予定しています。財源は、視察中止で浮いた議員視察経費約1000万円を含む2400万円です。