厚労省は7月21日、ロナウイルスの国内で2例目の治療薬としてデキサメタゾンを承認しました。
レムデシビルに続いての承認ですが、同薬に比べて安価で流通量が多いのが特徴です。デキサメタゾンは、英オックスホード大学の研究チームが初めて治療薬として死亡率を下げるという結果を出しました。
デキサメタゾンは、喘息患者や肺炎の治療に使われており、一般的に副作用が少なく、レムデシビルのような重い副作用はありません。どちらも重症の肺炎患者に使われる薬ですが、WHOはデキサメタゾンの増産を呼びかけています。
デキサメタゾンは、合成グルココルチコイドのステロイド薬で、同系列にオルベスコがあり、こちらは軽症患者を対象に臨床試験が行われています。