鳥取市原水協は広島の日の6日、JR鳥取駅北口前で宣伝、署名活動を行い、36人が参加しました。
八頭原水協の田中福美さん(67)は、6日から9日にかけて日本と世界で「平和の波」行動が行われることを紹介し、「核兵器廃絶の運動がコロナ対策やジェンダー平等など幅広い運動と連帯して世界を動かします。皆さんもぜひ、参加してください」と呼びかけ。
日本政府に核兵器禁止条約への批准を求めようと訴えました。
署名した鳥取市内在住の女性(41)は「平和がずっと続いてほしいと思います。3歳と7歳の子どもがいて、戦争に巻き込まれないか不安です。戦争ほど愚かなことはありません」と話しました。
長崎の日の9日は15人が参加しました。
県原水協の田村真弓事務局長は、世界には1万4千発の核兵器が存在し、人類は存亡の危機に立たされていると指摘。「戦後75年、核兵器が使用されなかったのは被爆者をはじめとする日本内外の運動があったからだ」と強調し、「核戦争が起これば地球は生命の住めない星になる」として、核兵器の廃絶を訴えました。
署名した女性(47)は「広島、長崎の原爆体験の風化が心配です。核兵器禁止条約は日本がリードすべき立場だが、背を向けているのは残念」と話しました。
岡山から来た男性(39)が署名して、「こういう活動を見たのは初めて。学校やテレビ以外で学べるのはこういう場所。頑張ってください」と述べました。
街頭から49人分の署名が寄せられました。