南部町の「住民目線で政治を変える会なんぶ」は8月26日、大型ゴミ処理施設建設問題で陶山清隆町長に申し入れました。同会世話人の真壁紹範氏ら5人が町役場を訪れ、陶山町長が応対しました。
県西部広域行政管理組合(以下西部広域)は、2市6町1村にある可燃物5カ所、不燃物2カ所、最終処分場1カ所のゴミ処理施設を1カ所に集約する方針で、各市町村に10月末までに参加・不参加の結論を出すよう迫っています。
真壁氏らは、同町が「2050年の二酸化炭素の排出量実質ゼロの町」宣言を出しており、一般廃棄物処理施設の広域化・集約化は宣言に反すると強調。西部広域の計画には、事業系やプラスチック、生ゴミなどの〝ゴミを出さない〝〟ゴミにしない〟ゴミ減量化計画がなく、焼却ゴミを減らすことができないと指摘しました。
陶山町長も、ゴミの減量化、再資源化は重要だと応じました。
真壁氏らは、さらに▽西部広域を招いた住民説明会の開催▽10月末までの期限は拙速であり、西部広域に計画の白紙化と結論の延長を求める▽現行の南部、伯耆両町でのゴミ処理業務の継続▽現在リサイクルしているプラスチックゴミの焼却やゴミ発電はゴミ減量化に逆行し中止を求めるーなどを要望しました。