日本共産党鳥取市議団は9月14日、鳥取市に大規模風力発電計画について申し入れました。伊藤幾子、岩永安子、金田靖典、荻原正己の各市議が市役所で市民生活部の橋本浩之部長、鹿田哲生環境局長に要望しました。
伊藤氏は、共産党として再生可能エネルギーの導入には賛成だが、利益追求の外国資本による環境、生態系の破壊や健康被害をもたらす乱開発に反対するとして、国内で前例のない規模(1基4500㌔㍗、出力約14万㌔㍗)で、環境や住民への影響、安全面において予測しがたいと強調しました。
そのうえで、▽環境省の風力発電施設の騒音測定マニュアルは、1基2000㌔㍗の風車を想定したもので、計画の風車は2・25倍あり、実態に合わない。国にマニュアルの改訂を求める▽知事意見で「地権者のみならず相当範囲の地域住民に影響が及ぶ」と指摘されているが、住民に十分な説明がされていない。事業者に事業計画や情報を公開し、住民等への説明をするよう求める▽土砂災害警戒地域や急傾斜地崩壊危険区域がある。不安が解消されなければ白紙撤回を要請するーなどを申し入れました。
鹿田局長は、反対地区の住民からも意見をいただいたと述べました。